足趾変形矯正術(ハンマートゥ・クロートゥ等)
「また同じ場所に、タコができる」。その繰り返しに、終止符を。
ハンマートゥ・クロートゥ・マレットトゥなど、足趾の関節が曲がったまま固まってしまう変形は、表面のタコやウオノメを削っても根本的には解決しません。内側で骨が皮膚を押し続ける限り、何度削ってもまた同じ場所に生じます。
当院では「ワンデイシンデレラ手術」と呼ぶ、約3mmの小切開で行う日帰り骨切除術により、根本原因である骨突出そのものにアプローチします。
こんな症状でお悩みではありませんか?
- 足の指(足趾)の関節が「くの字」に曲がったまま伸ばせない
- 足趾の背側(甲側)や先端にタコ・ウオノメができ、繰り返し再発する
- 靴を履くと足趾の関節が当たって痛い
- 皮膚科でタコ削りを続けているが、いつも同じ場所にできる
- 放置してきたが、だんだん足趾の変形が進んでいる
なぜタコは同じ場所に繰り返しできるのか
足趾変形が進行すると、次のような連鎖的な変化が足に起こっていることが研究で明らかになっています。
- ハンマートゥでは中足骨頭(足指の付け根の骨)が下に突き出し、前足部の脂肪クッションが前方にずれるため、中足骨頭直下の皮膚に圧力が集中します。
- 足趾変形のある足では、中足骨頭下の皮膚が健常な足より薄く、さらに胼胝(タコ)直下のピーク圧は9〜12%高いと報告されています。
- つまり「削っても再発する」のは皮膚の問題ではなく、「骨が皮膚を内側から押し続けている」「脂肪クッションがずれて薄くなっている」という構造的な問題があるためです。
根本解決には、骨変形を整えて圧力集中をなくすことと、必要に応じて中足骨頭下のクッションを補うことが重要です。
治療の概要
足趾変形矯正術は、変形した足趾の関節や、皮膚を内側から押している骨棘(骨の出っ張り)を、約3mmの小切開から取り除く低侵襲手術です。当院ではこれを「ワンデイシンデレラ手術」と名付け、日帰り・早期復帰を重視して提供しています。
単に骨を削るだけでなく、足のメカニズム全体を再評価し、靴の選び方・歩き方の指導まで含めて再発予防までサポートします。さらに、薄くなった中足骨頭下のクッションには、足裏クッション注射や足裏脂肪移植を組み合わせることで、より根本的な痛みの軽減を目指せます。
他の治療との違い:「削る」ではなく「原因を取る」
一般的なタコ・ウオノメ治療は表面の角質除去が中心ですが、内部の骨変形が残る限り何度でも再発します。本治療は、表面を削るのではなく、圧迫の原因となっている骨突出や関節変形そのものを治すことで、再発リスクを根本から下げる治療です。
治療の流れ
Step 01|カウンセリング・診断
変形の程度・痛みの部位・歩行時の体重分布を超音波と足底圧計測で確認し、治療方針を決定します。中足骨頭下の皮膚・脂肪クッションの厚みもエコーで評価し、必要に応じて補助治療もご提案します。
Step 02|術前準備
術野のマーキングと局所麻酔を行います。必要に応じて静脈麻酔を併用します。
Step 03|小切開による骨突出の除去
約3mmの切開から、専用の器具で骨突出部分のみを精密に除去します。瘢痕は極めて目立ちにくい仕上がりです。
Step 04|術後確認・ご帰宅
止血と創部処置の後、当日中にご自身の足で歩いてお帰りいただけます。
ダウンタイム・術後の注意点
- 術後から歩行可能ですが、当日の長時間歩行・激しい運動はお控えください
- 腫れ・内出血は通常1〜2週間で落ち着きます
- 入浴のタイミングは施術後に個別にご案内します
- 術後1〜2週間は患部を濡らさないよう注意してください
リスク・副作用について
- 腫れ・内出血・一時的な痛み
- まれに感染、神経障害
- 瘢痕の個人差
- 変形の程度によっては再発の可能性があります
料金
| 項目 | 料金(税込) | 備考 |
| 足部変形骨切り | 220,000 | 術後ピン固定あり |
| 骨部分切除 | 11,0000 | ワンデイシンデレラ手術/1趾あたり |
| 足趾の突出部骨削り(自由診療) | 55,000円 | ワンデイシンデレラ手術/1趾あたり |
| 静脈麻酔追加 | 110,000円 | ご希望または必要と判断された場合 |
| 初診料 | 5,500円 | |
| 再診料 | 2,200円 | |
| カウンセリング料(20分・自由診療希望時) | 13,200円 | ※カウンセリングのみの場合 |
※自由診療の料金はすべて税込表示です。保険診療の適用可否は診察のうえで判断いたします。
よくあるご質問
Q. 術後すぐに歩けますか?
A. はい、術直後から歩行可能です。日帰りでご自身の足でお帰りいただけます。
Q. どれくらいでヒールが履けるようになりますか?
A. 腫れが落ち着く術後4週間が目安ですが、個人差があります。
Q. 保険は使えますか?
A. 関節形成・骨切り・骨部分切除などは保険適用となる場合もあります。軽度の骨削りや審美目的は自由診療です。
Q. 何本の指でも同時にできますか?
A. 複数の指を同日に処置することも可能です。術前のカウンセリングでご相談ください。
Q. タコは本当に再発しませんか?
A. 骨の突出を除去することで再発リスクを大きく下げられます。ただし前足部のクッションがもともと薄くなっている方は、骨の矯正に加えて足裏クッション注射や脂肪移植を組み合わせることで、より確実に再発を防ぐことが可能です。