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足のむくみ

夕方になると靴がきつく感じる、朝には戻っているはずの足の太さが変わらない。多くの女性が抱えるこの悩みは、単なる疲労の蓄積だけが原因ではありません。欧米、特に米国では「足が痛ければ足病医(Podiatrist)にかかる」のが常識ですが、日本ではその専門制度がないため、多くの方が適切な診断を受けられずにいます。

人生100年時代と言われますが、私たちの足の耐用年数は、何の手立ても打たなければ「約50年」で尽きると言われています。50歳を境に筋力や構造の変化が顕著になり、循環機能も低下します。当院では、「Reincarnation(生まれ変わる)」というクリニック名の由来通り、単にむくみを取るだけでなく、美しく軽やかに歩ける本来の足を取り戻すための、包括的な診療を提供しています。

足のむくみの症状

足のむくみは、血液やリンパの流れが滞り、細胞の隙間に水分が溜まることで起こります。以下のような症状がある場合、一時的な疲れと放置せず、専門的なチェックが必要です。

  • 夕方になると、朝はすんなり履けた靴やブーツがきつく感じる、または入らなくなる
  • すねや足の甲を指で10秒ほど強く押した後、指を離してもくぼみが残る
  • 足の血管がボコボコと浮き出たり、赤紫色の細かい血管がクモの巣状に透けて見える
  • 足全体が重だるく、夜中に足がつる(こむら返り)ことがある
  • 靴下のゴムの跡がくっきりと残り、なかなか消えない

足のむくみの原因

むくみの原因は多岐にわたり、心臓や腎臓などの内科的疾患が隠れている場合もありますが、足のクリニックとして多く遭遇するのは、静脈機能の低下や足の構造的な問題です。

下肢静脈瘤・静脈機能不全

血液を心臓に戻すための静脈の弁が壊れ、血液が足に逆流・うっ滞することでむくみが生じます。血管が浮き出るタイプだけでなく、外見では分かりにくい場合もあるため注意が必要です。

ふくらはぎのポンプ機能(ミルキングアクション)の低下

ふくらはぎの筋肉は、収縮することで血液やリンパ液を心臓へ押し戻すポンプの役割を果たしています。加齢や運動不足によりこの筋力が低下すると、水分を重力に逆らって押し上げることができず、足に溜まってしまいます。

「脂肪型」や「筋肉型」の誤認

患者様が「むくみ」だと感じている太さが、実は「皮下脂肪」や「筋肉の肥大」であるケースも少なくありません。足裏のアーチ構造が崩れると、バランスを取るために余計な筋肉が発達したり、代謝が落ちて脂肪が蓄積しやすくなったりすることがあります 。当院ではこれらを「体質」で片付けず、エコー検査で医学的に鑑別します。

足のむくみの検査・診断

当院では、医師の経験や勘だけに頼るのではなく、最新の医療機器を用いて足の状態を「見える化」し、数値に基づいた診断を行います。

超音波検査(エコー)

むくみの診断において、当院で最も重視している検査です。エコーを用いることで、皮下の状態が「水分(むくみ型)」「脂肪(脂肪型)」「筋肉(筋肉型)」のどれであるかを明確に判別します。また、血管内の血流を確認し、静脈瘤の有無や程度をその場で評価することも可能です。

MRI検査

必要に応じて提携施設にて撮影を行い、筋肉の体積変化や深層の静脈、リンパの走行などを3次元的に解析します 21。レントゲンでは映らない軟部組織の状態を詳細に評価するために用います。

身体所見

実際に患部を指で10秒間圧迫し、戻り具合を確認することで、むくみの重症度やリンパ浮腫などの可能性を鑑別します。

足のむくみに対する治療法

検査によって明らかになった原因(むくみ、脂肪、筋肉、静脈瘤)に合わせ、保険診療から自由診療までを組み合わせた「ベストミックス」の治療を提案します。

下肢静脈瘤治療(ラジオ波・硬化療法)

検査で静脈瘤が確認された場合、ボコボコと浮き出る血管には血管内治療(ラジオ波など)を、クモの巣状の細かい血管には硬化療法を行います 25。血流の逆流を止めることで、根本的なむくみの改善を図ります。

シンデレラ注射B(ボトックス)

診断の結果、足の太さの原因が「筋肉(筋肉型)」であった場合に有効です。ふくらはぎの過剰な筋肉の動きを抑制し、マッスルメモリーを解除することで、筋肉をボリュームダウンさせ、ほっそりとしたラインを作ります。

シンデレラ注射M(メソセラピー・脂肪溶解注射)

原因が「脂肪(脂肪型)」の場合、切らずに脂肪を溶解する注射を行います。足首周りや膝上など、ダイエットでは落ちにくい部分的な脂肪にアプローチします。

HIFU(ハイフ)

高密度焦点式超音波を用いて、熱エネルギーにより脂肪細胞を破壊し、同時に組織を引き締めます。むくみとたるみが混在しているような場合に、すっきりとしたシルエットを目指します。

運動指導(スタスタ体操)

ふくらはぎのポンプ機能を回復させるための「壁ドンふくらはぎ伸ばし」などのセルフケアを指導します。アキレス腱とふくらはぎを正しくストレッチすることで、再発しにくい足の土台を作ります。